物体認識・検出の技術応用、作業員接近をブザーなどで通知
東京大発のAI(人工知能)に関するスタートアップ企業TRUST SMITH(トラストスミス、東京都文京区本郷)傘下のSMITH&FACTORY(同)は1月31日、フォークリフトの衝突防止システムを開発したと発表した。
ドライブレコーダーで録画した映像から人の顔やナンバープレートといった個人情報を取り除くAIを開発した経験などから、物体認識・検出の技術を応用。フォークリフトのオペレーターに対し、作業員の接近をブザーなどで自動的に通知する。作業員とフォークリフトが混在している現場で安全確保をサポートする。
人の接近はフォークリフトに設置した端末でも表示。距離に応じて色を変え、より近づいていることが容易につかめるよう配慮している。同社はフォークリフトのほか、建機にも使えると説明している。
(藤原秀行)※イメージ写真はSMITH&FACTORY提供