川崎汽船、21年3月期連結業績予想の経常利益500億円・純利益650億円に上方修正

川崎汽船、21年3月期連結業績予想の経常利益500億円・純利益650億円に上方修正

ONE社のコンテナ船事業で引き続き旺盛な貨物需要見込む

川崎汽船は2月3日、2021年3月期の連結業績予想を上方修正した。

売上高は昨年11月公表の5900億円から6120億円、営業損益は250億円の赤字から210億円の赤字、経常損益はゼロから500億円、純利益は200億円から650億円にそれぞれ引き上げた。上方修正する見通し自体は昨年12月に開示していた。

ONE社が運営するコンテナ船事業で引き続き旺盛な貨物需要が見込まれることが収益を押し上げるとみている。海外ターミナル事業の売却に伴う特別利益計上も純利益上振れの要因になる。

予想の上方修正に伴い、純利益に続いて経常利益も前期(20年3月期)実績を上回る見通し。

(藤原秀行)

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