高精度で在庫や物品の場所把握可能、業務の生産性向上などDX図る
安田倉庫は2月10日、RFID(電子タグ)の位置特定特許技術を持つRFルーカス(東京都港区赤坂)に出資したと発表した。
安田倉庫は同4日付でDX(デジタルトランスフォーメーション)活用促進の軸となる専任組織「DX事業推進室」を設置。先進技術の活用を図っている。
RFルーカスの保有している技術は秒間400回を超える頻度で検出される応答電波位相情報を利用することでRFIDタグが添付された在庫・物品の位置情報を従来の信号強度方式よりも高い精度で特定できるのが特徴。日米両国で特許を取得している。
同社は他にも、在庫・物品が保管されている棚や床などにRFIDタグを貼り付けておくことで、ハンディーリーダーなどを通じて一括収集した複数の物の位置情報をデジタルマップ上に表示させる特許技術を有しており、既に複数の大手事業会社などへサービス提供している。
出資で先進技術を生かした物流業務の生産性向上などにつなげる狙い。具体的な出資額など詳細は開示していない。
デジタルマップ(左)とハンディーリーダーの画面(右)イメージ(安田倉庫プレスリリースより引用)
(藤原秀行)