赤外線体温計やアルコール検知器と連動、トラブル回避強化
山九傘下で情報システム開発などを手掛けるインフォセンス(福岡市博多区)は2月22日、運送業務の点呼をデジタル化するクラウドシステムの新バージョン「inDXs/デジタル点呼マネージャー Version2.1」の提供を始めたと発表した。
同システムは点呼やドライバー、車両に関する各情報を一元的に管理、本社や各拠点間で共有できるのが特徴。スマートフォンを使った遠隔地での点呼など多様なパターンに対応可能。血圧測定器と連動し、点呼時のドライバーの健康状態を可視化、安全運転指導の促進につなげられると見込む。
新バージョンは、画面をより分かりやすくするとともに、スマホ点呼を従来のAndroidに加えてiPhoneも対応開始。フィンガルリンク社の非接触赤外線体温計やタニタ製のアルコール検知器とも連動した点呼を可能にしており、酒気帯び運転や体調不良時の運転といったトラブルをより確実に回避できるよう配慮している。
システムの概要(インフォセンス提供)
(藤原秀行)※イメージ写真もインフォセンス提供