世界初、1人で2台の自動運転車を遠隔操作・監視

世界初、1人で2台の自動運転車を遠隔操作・監視

国交、経産両省が福井県で今月19日に実験へ

 国土交通、経済産業の両省は11月14日、公道を用いた自動運転の実証実験を福井県永平寺町で今月19日に実施すると発表した。

 今回は世界で初めて、遠隔操作・監視を担うドライバー1人が、レベル4に相当する自動運転(特定の場所でシステムが全ての操作を担当)を行う小型電動カート2台を、離れた場所から運用することに挑む。

 実験は産業技術総合研究所やヤマハ発動機、日立製作所、慶応義塾大SFC研究所、豊田通商などが連携して実施。京福電気鉄道永平寺線の廃線跡地に整備された自転車・歩行者専用道の一部約2キロメートルで当該車両を走らせ、人を乗せる。

 遠隔ドライバーがモニターで常時、2台の走行状況をウオッチし、停留所で人が安全に乗降できるかなどを確認する。

(藤原秀行)


今回の自動運転実証実験の概要(産業総合研究所資料より)※クリックで拡大

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