博多港から5キロメートル圏内、西日本エリアの多様な物流需要に対応へ
鈴与は3月2日、福岡市東区の物流拠点「福岡物流センター」内で2号棟が稼働を開始したと発表した。
2016年に開設した1号棟(3600坪)に隣接しており、延べ床面積は3857坪。同センターは博多港から5キロメートル圏内に位置し、九州自動車道の福岡ICまで12キロメートルと西日本各地へのアクセスに強みを持つ。
荷主企業がトラック運賃上昇や中長距離輸送車両の確保難、災害などに備えたBCP(事業継続計画)対策の重要性の高まりを受け、九州に保管・配送拠点を置く需要が増えているのを重視。1、2号棟を一体的に運営し、西日本エリアの多様な物流需要に応えていく構えだ。
1号棟は高床式、2号棟は低床式となっており、さまざまな貨物の荷役をカバーできる。ひさしが1号棟は16メートル、2号棟は26メートル確保し、雨などの天候不良時でも荷役を継続できるよう配慮している。
完成した2号棟(右側、鈴与提供)
(藤原秀行)