6月まで関東1都6県対象、常に冷蔵温度帯キープ
アルフレッサホールディングス(HD)は3月3日、傘下の医薬品・医療機器卸大手アルフレッサが、厳格な温度・在庫管理やセキュリティーが求められるバイオ医薬品や再生医療等製品などの「スペシャリティ医薬品」に関し、ヤマトグループと連携して患者宅へ配送するサービス「Home Care Delivery(ホームケアデリバリー)」の構築を図ると発表した。
国内の医療機関を対象に、CSLベーリング(東京都港区北青山)製血友病薬を通院している患者の個人宅へ配送するパイロット運用を始める準備を進めている。期間は6月までと設定しており、関東1都6県を対象に実施。得られた成果や課題を基に、全国の医療機関を対象にサービス展開していく。
配送の間は2~8度の冷蔵温度帯にキープしておくことが可能。アルフレッサは患者宅の周辺環境に左右されず、安心・安全に医薬品を届けられるようになると期待している。
配送サービスのイメージ(アルフレッサHD提供)
(藤原秀行)