荒天遭遇でコンテナ大量流出のONE運航船、3月16日午後に神戸港出発

荒天遭遇でコンテナ大量流出のONE運航船、3月16日午後に神戸港出発

昨年12月から陸揚げ作業、米ロングビーチへ

中国から米国に向かう途中、荒天で搭載していたコンテナが大量に流出し、現在は神戸港で破損したコンテナの撤去作業などを進めているオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)運航のコンテナ船「ONE Apus(ワンアーパス)」が3月16日午後、神戸港を出発し、米カリフォルニア州のロングビーチに向かった。

ONE Apusは中国広東省深圳の塩田港からロングビーチ港を目指していたが、昨年11月末にハワイの北西約1600カイリ(約3000キロメートル)の海域で荒天に遭遇。コンテナ1816本が海に落下したほか、甲板上のコンテナも多くが倒壊、船体も損傷した。

事故原因の究明や船体・貨物の検査などのため、昨年12月8日から神戸港の六甲アイランド岸壁に接岸していた。900個以上のコンテナが陸揚げされたもよう。ロングビーチ到着までには1カ月弱かかる見通し。


ONE Apus(ONEプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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