22年12月末までの2年間、コロナ影響のため特例で長く設定
東京証券取引所は3月25日、ジャスダック市場に上場している佐渡汽船が上場廃止の猶予期間入りしたと発表した。
同社は新型コロナウイルスの感染拡大による旅客需要激減などが響き、2020年12月期決算で債務超過に転落、上場廃止基準に抵触した。期間は今年1月1日から22年12月31日までの2年間。期間中に債務超過を解消できないと、そのまま上場廃止となる。
コロナの影響で債務超過になったと認められるため、東証は特例として猶予期間を通常より長く設定している。
(藤原秀行)