無人フォークリフトで作業2時間短縮など成果、別の拠点に展開も
タカラスタンダードは4月7日、物流改革の一環として、福岡と滋賀の物流センターに自動化・省人化機器を導入したと発表した。
「福岡物流センター」(福岡県鞍手町)は既に垂直搬送機と連結した自動倉庫、デジタルピッキングシステムなどを取り入れている。このたび、4500万円を投じて無人フォークリフトを採用。毎日午後5時半から行っている沖縄県の自社倉庫向け出荷商品の場内搬送・荷ぞろえの作業に投入、自動倉庫などと連携させ、従業員がいない夜間に作業を完結させることが可能になり、フォークリフトオペレーター2人分と補助者1人分の作業時間を2時間短縮できたという。
同センターでは今後、他のエリアへの出庫作業にも無人フォークリフトを活用することを検討するとともに、別の物流センターへの横展開も視野に入れる。
一方、「滋賀物流センター」(滋賀県甲賀市)に、福岡物流センターと同様の自動倉庫などを配備。出庫の際に仮置き可能な商品量が従来の約2倍確保できるようになり、上階の作業者の手待ち時間を大幅にカット、4人分の作業を減らすことに成功した。
無人フォークリフト
自動倉庫(以上、いずれもタカラスタンダードプレスリリースより引用)
(藤原秀行)
詳細はコチラから(タカラスタンダードウェブサイト)