在庫管理ソフトと連携、出荷自動化も可能と見込む
SGホールディングスグループで3PL事業などを手掛ける佐川グローバルロジスティクス(SGL)と、クラウド型在庫管理ソフト「ロジクラ」を提供しているロジクラは4月27日、EC事業者向けのフルフィルメントサービス「XTORM(エクストーム)」を5月に共同で始めると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響でeコマースの利用が伸び、新たにEC領域へ乗り出す事業者が増加しているのに対応する。
SGLの物流機能とロジクラの在庫管理システムを連携させ、ECの入出荷や在庫管理などに関する課題の解決に最適なソリューションを提供。具体的には、東京都江東区新砂でSGHDグループが運営している大型物流施設「Xフロンティア」内でSGLが展開中のEC事業者支援拠点「シームレスECプラットフォーム」の機能を最大限活用する。
同拠点は佐川急便の大型中継センターと直結しており、最短で当日配送が可能。セールなどの影響で出荷が急激に増えても、物流ロボットや自動倉庫などの先進機器を固定費ゼロの従量課金制で駆使することにより効率的かつ迅速に処理できる。
併せて、ロジクラのソフト経由で直接入出荷依頼ができるため、ロジクラとShopifyなどの通販モールを連携させ、出荷の自動化も実現可能と見込む。ロジクラは複数拠点での在庫管理・入出荷に対応しており、自社倉庫、その他委託倉庫などの使用目的に応じた複数拠点の利用・管理といった多様なニーズに応じられると説明している。
両社は新サービス開始に際し、5月19日にオンラインでセミナーを開催、サービス内容の周知を図る予定。
サービスロゴ(以下、いずれも両社提供)
サービスの概要
(藤原秀行)