日本通運は4月27日、同社の中国現地法人、日通国際物流(中国)有限公司が、韓国の高麗海運(KMTC)の中国本社となる高麗海運(上海)有限公司と同13日にドア・ツー・ドア一貫輸送サービスの商品化を目的とした覚書を締結したと発表した。
高麗海運(上海)は韓国2位、世界14位の船腹量を保有するKMTCの中国法人として1944年、上海に設立され、主に中国発着のアジア域内海上コンテナ輸送サービスを提供している。
昨今、海外内陸地発着のドア・ツー・ドアサービスの需要が高まる中、日本通運と海運業務取引で関係が深い高麗海運(上海)と、発着港前後の物流業務(倉庫・配送・通関など)に強みを持つ中国日通が提携することで、ドア・ツー・ドア一貫輸送サービスが提供できる体制を構築する。
今回の覚書を通じて、まずは中国~日本間の海上輸送におけるドア・ツー・ドアサービスの商品化を目指すとともに、今後は中国・東南アジア間などKMTCが航路を持つアジア域内においても同様のサービスを検討する。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)