NTTコムウェアなど、島根・益田でドローン輸送実験

NTTコムウェアなど、島根・益田でドローン輸送実験

カメラやAIで受け取る人の健康状態確認も

 NTTコムウェアは11月22日、島根県益田市で同26日から来年3月末までの予定で行われるドローン(小型無人機)物資輸送の実証実験に参加すると発表した。

 新たな取り組みとして、ドローンで食事などを運ぶ際、搭載したカメラなどで受け取る人の表情を撮影し、AI(人工知能)で健康状態を確認する。状況に応じて地域の行政機関や医療機関に結果を通知し、医療など必要な対応を迅速に行えるようにするのが狙い。

 実験は同社のほか、ドローンクリエイト(同市)、システム開発のミツイワ(東京)、環境保護やドローン関連の事業を手掛けるセベック(同)、ドローン普及を後押しする日本UAV利用促進協議会、同市、しまね産業振興財団しまねソフト研究開発センターが連携して実施する。

 総菜などを製造工場から約1・3キロメートル離れた自動車教習所の敷地まで空輸。運んだ総菜が荷崩れしていないかなどを確認する。

(藤原秀行)


実験の概要(NTTコムウェア提供)

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