市場創出へ機体の安定供給などで協業、資金調達も
セイノーホールディングス(HD)とエアロネクスト、自律制御システム研究所(ACSL)は6月1日、ドローンを活用した物流サービスの実現に向け業務提携したと発表した。
ドローン物流の市場立ち上げに必要な経済合理性の検証やリーズナブルな価格の機体開発、安定的な機体供給体制の構築で協業する。
エアロネクストは併せて、セイノーHD をアンカーLP(リミテッドパートナー)とする投資ファンド「Logistics Innovation Fund投資事業有限責任組合」と ACSLのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「ACSL1号有限責任事業組合」から資金調達、資本提携したことも発表した。具体的な調達額は開示していない。
セイノーHDとエアロネクストは既に今年1月、ドローン物流の事業化へ業務提携したと発表。山梨県小菅村で4月からドローン配送の試験運用を続けている。
物流専用ドローンの最新試作機(エアロネクスト提供)
(藤原秀行)