企業や大学の研究者らに開放、新産業創出の後押し狙い
三井不動産は6月10日、千葉県柏市で公民学が連携して先端技術開発などを進めている「柏の葉スマートシティ」のイノベーションキャンパス地区内に、ロボットやドローン、自動運転などの開発を支援する施設「KOIL MOBILITY FIELD(コイル モビリティ・フィールド)」を同15日開設すると発表した。運営はドローンワークスに委託する。
柏の葉スマートシティは同社も主要メンバーの一員として参加している。自由にテストができる施設を企業や大学の研究開発者らに開放し、新産業創出を後押ししたい考え。
新施設は敷地面積が6545平方メートル。全長400メートルで自動運転や走行中ワイヤレス給電、歩行支援ロボットなどをテストできる「モビリティサーキット」、水素燃料電池ドローンなどを飛ばせる23メートル×18メートル×高さ9メートルの緩衝ネット付きスペース「ドローンフィールド」、ロボット草刈り機開発に使える1245平方メートルの「草刈りフィールド」、モニターや充電環境を備えたコントロールルームで構成される。
「KOIL MOBILITY FIELD」の外観
施設の概要(いずれも三井不動産提供)
(藤原秀行)