大規模センター「Xフロンティア」活用、日本発の越境ECも支援
SGホールディングス(HD)傘下で国際物流などを担うSGHグローバル・ジャパン(SGHGJ)は6月17日、中国のEC大手アリババグループの物流企業「菜鳥網絡」から配送など物流業務を受託したと発表した。
2013年設立の菜鳥は受注から24時間以内に中国本土のあらゆる場所に、72時間以内に世界中へそれぞれ商品を届けることを目指している。
SGHGJは菜鳥とパートナーシップ契約を締結。菜鳥が掲げる目標達成を物流面から支援するとともに、アリババの越境ECにおける日本企業の中国市場進出も後押しする構え。
両社は輸出入に必要なシステム連携を行い、5月に物流業務を開始。現在は大阪から週6回の航空便を使い、日本から中国まで商品を輸送。6月18日以降は21年に本格稼働したSGHDグループの次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」内にあるSGHGJ東京倉庫からの出荷も計画している。
菜鳥が手掛ける日本から中国の消費者向け直送物流(越境 EC「Tモールグローバル」の T モール海外フルフィルメント)をSGHGJが受託する。
越境EC支援のイメージ
「Xフロンティア」の外観(いずれもSGHGJ提供)
(藤原秀行)