Jリートの産業ファンド、神奈川・厚木の物流施設を2・3万平方メートルの冷凍・冷蔵倉庫に再開発へ

Jリートの産業ファンド、神奈川・厚木の物流施設を2・3万平方メートルの冷凍・冷蔵倉庫に再開発へ

未消化の容積率活用し規模を1・4倍拡大、価値向上図る

Jリートの産業ファンド投資法人の資産運用を担う三菱商事・ユービーエス・リアルティは7月7日、ポートフォリオに組み入れている物流施設「IIF厚木ロジスティクスセンターⅢ」(神奈川県厚木市)を再開発すると発表した。

同法人はかねて既存物件の再開発による価値向上に取り組んでいる。今回は物流施設を解体した上で、新たに冷凍・冷蔵倉庫を開発、同投資法人が44億3200万円で取得する予定。再開発後の倉庫は2023年10月に新規運用を開始する見通しで、以前から入居していた東京ロジファクトリーがあらためて1棟借りし、継続して使用する。

同施設は1981年10月に完成、2000年8月に増築した。地上3階建て、延べ床面積は1万6470平方メートル。同投資法人が12年3月に購入した。安定的に運営してきたが、築40年を迎えることからリニューアルを決めた。

再開発後は延べ床面積が2万3369平方メートル。未消化の容積率を活用し、規模を約1・4倍に拡大する。



再開発後の施設イメージ(三菱商事・ユービーエス・リアルティプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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