アマゾンが首都圏5カ所で配送拠点増設、数百人規模のドライバーと新規契約も

アマゾンが首都圏5カ所で配送拠点増設、数百人規模のドライバーと新規契約も

新規計画発表、物流基盤強化

アマゾンジャパンは7月12日、東京都、埼玉県、千葉県の首都圏1都2県計5カ所で配送拠点「デリバリーステーション」を2021年中に増設すると発表した。

併せて、インターネット通販の商品配達を担う数百人規模の「Amazon Flexドライバー」を募集。既存の配送網に拠点とドライバーを増やして配送体制を強化する。新型コロナウイルス感染症拡大の影響などでネット通販利用が増加しているのに対応する狙いがあるとみられる。

デリバリーステーションは、注文のあった商品を全国の物流施設などから集約し、周辺エリアの購入者の玄関先に届ける「ラストマイルデリバリー」の出発点と位置付けている。5カ所の拠点開設に伴い、日本国内のデリバリーステーションは約30拠点に上る見通し。

5拠点の名称と開設(予定)時期は以下の通り。
1 東京町田デリバリーステーション(東京都):2021年6月(6月29日に稼働開始)
2 国立府中デリバリーステーション(東京都):2021年8月
3 戸田デリバリーステーション(埼玉県):2021年8月
4 蓮田デリバリーステーション(埼玉県):2021年9月
5 船橋デリバリーステーション(千葉県):2021年10月

アマゾンジャパンは各施設の所在地や開発したデベロッパーなどの詳細を開示していない。ただ、関係筋によると5カ所のうち、稼働済みの「東京町田」はオリックスが町田市内で開発した物流施設を利用。「戸田」はESRの戸田市内の物流施設、「船橋」は船橋市内の三井不動産の物流施設をそれぞれ使うもよう。

(藤原秀行)※イメージ写真はアマゾン提供

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