JR九州、新幹線物流の拡大を検討

JR九州、新幹線物流の拡大を検討

熊本~博多間で実証実験へ、朝水揚げの鮮魚など取り扱い予定

JR九州は7月28日、新幹線の空きスペース(旧車内販売準備室)を使って荷物を運ぶサービス「はやっ!便」に関し、対象区間の拡大に取り組むと発表した。

同サービスは今年5月にスタート。現在は博多~鹿児島中央間を1個900円から運んでおり、医療機器や工業部品、生活用品などの実績がある。現在は食品類や駅弁の定期輸送が85%程度を占めているという。

8月10日から新たに熊本~博多間で実証実験を展開。熊本駅を午前11時台に出発する新幹線で朝水揚げした鮮魚や収穫したばかりの野菜、駅弁、特産品などを運ぶ予定。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で旅客需要が打撃を受けているため、新幹線物流を拡大、収益につなげたい考え。

(藤原秀行)

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