ESR、シンガポールの不動産投資運用会社ARAを5700億円で買収へ

ESR、シンガポールの不動産投資運用会社ARAを5700億円で買収へ

物流施設など運用資産残高は世界3位に

物流施設開発大手のESRグループを統括する香港のESRケイマンは8月4日、シンガポールの不動産投資運用会社ARAアセットマネジメントを52億ドル(約5700億円)で買収すると発表した。

2021年の第4四半期(10~12月)から22年第1四半期(1~3月)の間に、ESRがARAの全株式を取得する予定。ESRによれば、物流施設など運用資産の残高は2社合計で1290億ドル(約14兆1900億円)に上り、世界3位になる見通し。

ESRとARAはともにアジア太平洋地域で物流施設やデータセンターを開発、投資を続けている。先進的な物流施設のニーズは同地域全体で今後も高まるとみられるため、ESRはARAを傘下に収め、投資を一段と拡大したい考え。

(藤原秀行)

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