7~9月は悪化予想
全日本トラック協会が8月12日発表したトラック運送業界の景況感調査結果(速報)によると、業界の景況感を表す指数は4~6月期がマイナス22・6となり、前回(1~3月)から18・4ポイント改善した。
前期から上向いたのは4四半期連続。新型コロナウイルスの感染拡大による経済情勢悪化で20年4~6月はリーマンショック後の水準に近いマイナス112・5まで落ち込んでいた景況感の持ち直しが続いている。
ただ、コロナ禍前と比較して算出した景況感はマイナス73・9となっており、2年前の同時期の水準にも届いていない。一方、7~9月期の見通しはマイナス34・5で悪化している。コロナ禍で再び緊急事態宣言が出たことなどが影響しているとみられる。
(藤原秀行)
調査結果はコチラから(全ト協ホームページ)