3棟目も複数テナントから引き合い
物流施設の開発・運用を担う新興デベロッパーのロジランドが埼玉県羽生市で開発プロジェクトを展開している物流施設2棟に関し、いずれもテナント企業1社が単独で1棟全体を利用することが決まった。このほど、賃貸借予約契約を締結した。
2棟は今年10月末に竣工する予定の「LOGILAND(ロジランド)羽生Ⅰ」と、2022年2月末の完成を見込む「LOGILAND羽生Ⅱ」。前者は大手日用品メーカー、後者は大手EC企業がそれぞれ入居する。具体的な社名は明らかにしていない。
「LOGILAND羽生Ⅰ」は鉄骨造で地上2階建て、延べ床面積は2万4389平方メートル、「LOGILAND羽生Ⅱ」は鉄骨造の地上3階建て、延べ床面積は2万4991平方メートルをそれぞれ計画している。
「LOGILAND羽生Ⅰ」は東北自動車道の羽生ICから約6キロメートル、東武伊勢崎線の南羽生駅から約1・3キロメートルに位置。「LOGILAND羽生Ⅱ」は同ICから約6・5キロメートル、東武伊勢崎線の羽生駅から約2・5キロメートルの立地となっている。両施設は1・5キロメートル程度離れている。
2棟はともに1平方メートル当たりの床荷重1・5トン、梁下天井有効高5・5メートル以上、柱スパン10メートル以上を確保しているほか、環境負荷軽減のため全館LED照明を採用する予定。併せて、停電時に倉庫機能の一部をカバーするための非常用発電機を導入する。
羽生市内では、3棟目の「LOGILAND羽生Ⅲ」も開発計画を進めており、22年7月末の完成を見込む。RCS造の地上4階建て、延べ床面積は3万5828平方メートルを想定している。同ICから約6・2キロメートル、同駅から約2・6キロメートル。こちらも複数のテナントから引き合いが寄せられているという。
「LOGILAND羽生Ⅰ」の完成イメージ
「LOGILAND羽生Ⅱ」の完成イメージ(いずれもロジランド提供)
(藤原秀行)