ロンコ・ジャパン、私募リート・ファンド組成へ住友商事と物流施設開発で協業

ロンコ・ジャパン、私募リート・ファンド組成へ住友商事と物流施設開発で協業

シードアセット200億円の運用を想定

関西を地盤とする運送事業者のロンコ・ジャパン(大阪市)は1月16日、私募リートや旗艦私募ファンドの組成に向け、住友商事と物流施設開発で協業すると発表した。

併せて、グループのロンコ・インベストメント・マネジメント(LIM)が昨年8月に投資助言代理業の登録を完了したことを公表した。

ロンコ・ジャパンは2026年5月の運用開始を目指し、私募リート、旗艦私募ファンドの設立準備を進めており、今回の協業や手続きもその一環。LIMがリートやファンドの資産運用を担う。

私募リートと旗艦私募ファンドの運用開始時には、シードアセットとして200億円程度、その後は毎年100億円程度アセットを積み上げていくことを想定している。

ポートフォリオに組み入れるアセットとして昨年3月に物流施設「ロンコプロフィットマート印西」(千葉県)の開発を私募ファンドスキームで開始。「ロンコプロフィットマート熊谷」(埼玉県)の私募ファンドスキームによる開発の準備も進めている。

共同開発者として、住友商事が開発プロジェクトに参加することを決めており、複数の案件で協業を検討しているという。具体的にシードアセットの中でどの程度住友商事が参画するかは不明。


住友商事物流施設事業部開発第4チームの堤亮介チームリーダー(左)とロンコ・ジャパンの福西靖之社長

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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