冷蔵ニーズに対応可能な設計導入へ
プロロジスは12月11日、神奈川県海老名市と神戸市でそれぞれマルチテナント型物流施設を開発すると発表した。
いずれも地上4階建てで、神奈川の「プロロジスパーク海老名2」は延べ床面積が約3万9000平方メートル。神戸の「プロロジスパーク神戸5」は約4万6000平方メートル。ともに一部を冷蔵ニーズに対応可能な設計とする予定。
完成は海老名が2021年2月末、神戸が20年11月末をそれぞれ見込む。
「プロロジスパーク海老名2」の完成予想図(プロロジス提供)
「海老名2」はさがみ循環道の圏央厚木ICから約1・9キロメートル、海老名ICから約3・3キロメートル。1階はドックシェルターを備えた冷蔵仕様を採用、都心への食品配送などのニーズ取り込みを図る。
2~4階はドライ仕様となる方向。1階と2~4階の2社入居を想定し、1階と2階にそれぞれトラックバースを設置する予定。
「神戸5」は同市が建設している「神戸テクノ・ロジスティックパーク」に開発。既にプロロジスの物流施設2棟が稼働しているほか、3棟目の「神戸4」も今年5月に建設をスタートした。
「プロロジスパーク神戸5」の完成予想図(プロロジス提供)
山陽道の神戸西ICから約900メートル。医薬品や食品などの温度管理を要する荷物の保管ニーズが期待できる立地のため、冷凍・冷蔵設備を導入しやすい設計を視野に入れている。自走式立体駐車場を配置するなど、スタッフの働きやすさ確保に努める。
(藤原秀行)