環境性能優れた物流施設などの取得・建設促進
日本生命保険は8月26日、使途を気候変動問題など環境問題の解決に絞って融資する「グリーンローン」を開始すると発表した。
第1弾の案件として、Jリートで物流施設への投資を専門とする日本ロジスティクスファンド投資法人と飯野海運を対象に、8月31日付で融資を実施する。金額は日本ロジスティクスファンド向けが20億円、飯野海運向けが5・75億円。
日本ロジスティクスファンドは環境性能に優れた物流施設の取得や改修工事などに、飯野海運は東京・内幸町に建設した超高層ビルの建設資金にそれぞれ充てる。
日本生命保険は今後も、ESG(環境・社会・企業統治)関連の投融資を手厚くしていく方針。グリーンローンは企業や地方自治体が環境負荷の低い不動産を取得・建設するよう促すために活用する。
(藤原秀行)