Looopが所有権持ち支援、停電時も電力供給可能に
太陽光発電システムの開発・販売などを手掛けるLooop(ループ、東京都台東区上野)は8月31日、シモハナ物流グループが展開している物流センター4カ所で、屋上に合計1メガワット超の太陽光発電設備を導入すると発表した。環境省の補助金の対象事業として実施する。
Looopは初期費用0円で4拠点に発電設備を設置。シモハナ物流は生み出した電力を設備内で使い、電気代をLooopに支払う。設備の所有権はLooopが持ち、メンテナンスなどを手掛ける。
導入するPCS(パワーコンディショナー)は系統停電時などの際も日中は太陽光から発電した電力を非常用コンセントに供給することが可能。BCP(事業継続計画)対策としても有効という。
導入を決めたのはシモハナ物流の「岡山第四営業所」(岡山県倉敷市)と「鳥栖IC営業所」(福岡県小郡市)、「小倉営業所」(北九州市)と関東シモハナ物流の「岩槻第一営業所」(さいたま市)。
屋上に設置する太陽光発電設備のイメージ(Looop提供)
(藤原秀行)