段ボール生産量、25年は149・7億平方メートルと予想

段ボール生産量、25年は149・7億平方メートルと予想

矢野経済研究所調査、5年で5・5%増

矢野経済研究所は10月25日、国内の段ボール市場動向の調査結果を公表した。

2021年は新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ20年からやや持ち直し、生産量が0・8%増の143億平方メートルになると予想。ただ、半導体不足による自動車産業の減産などの影響で日本経済の回復が緩やかなものにとどまる可能性が高いため、本格的な需要の回復は22年になるとの見方を示した。

その後は微増ペースが続き、25年は149億7000平方メートルと20年実績比で5・5%増になるとみている。

調査は今年7~9月、段ボールメーカーやエンドユーザー、商社などを対象に面談や電話によるヒアリング、郵送アンケート調査と文献調査を実施した。


生産量の推移(矢野経済研究所プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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