自動化設備と佐川急便の配送力を組み合わせた新ソリューション
日立物流は12月19日、千葉県柏市内にスポーツ用品に特化した物流拠点「柏プラットフォームセンター」が同17日より本格稼働を開始したと発表した。
同県東葛地区にはスポーツ用品・シューズを取り扱う顧客の拠点が多数点在していることから、これを同センターで集約することによって効率の最大化を図る。
同センターは“スポーツ&シューズプラットフォームタウン構想”の一環として今年8月に立ち上げた。施設規模は鉄骨・一部鉄筋コンクリート造、地上5階建て、延べ床面積約11万7000平方メートル。常磐道・柏ICから約1.5キロメートル、つくばエクスプレス・柏たなか駅から約2キロメートルの地点に位置する。
空調設備、垂直搬送機、貨物用EV、セキュリティカメラーのほか、ピース順立機やパレット式自動保管システムなどの設備を段階的に導入して省人化・省スペース化を実現。さらにフォークリフト用ドライブレコーダーや全方位カメラといった先端安全技術の実装、現場作業と人員の適正化を目的にWVS(Warehouse Visualized System=現場見える化システム)も採用した。
一部区画を佐川急便の荷さばき拠点として共同活用。日立物流のロジスティクスと佐川急便のデリバリーが融合した新たなソリューションを提案していく。
(鳥羽俊一)
物流センター外観(日立物流ウェブサイトより)