グループ戦略策定、倉庫や港湾のデジタル化拡大など推進
三井倉庫ホールディングス(HD)は11月1日、「三井倉庫グループDX戦略」を策定したと発表した。
「SCMデジタルプラットフォームの構築」「マイクロサービス(便利アプリ群)の構築」「スマートロジスティクスへの対応」「ナレッジ基盤の構築」「基幹システムのDX対応」の5項目を重要施策に設定。2024年度(25年3月期)までに約100億円を投資する方針を打ち出した。
具体策として、顧客のSCM最適化などに使えるマイクロサービス(便利アプリ群)」の積極的な開発・提供、荷さばきなどの業務の自動化・デジタル化促進、庫内作業にAGV(無人搬送ロボット)や無人フォークリフトなどを取り入れた「デジタルウェアハウス」の実現、コンテナ蔵置作業効率化などを実現した「デジタルポート」の拡大といった施策を列挙。
22年度(23年3月期)のKPI(重要業績評価目標)として、提供するマイクロサービスシステム数を4以上、スマートロジスティクス対応案件を9以上といった項目を並べている。
(藤原秀行)