走行ルートを自動調整、1台からの導入にも対応
フジテックスは11月2日、カナダのオットーモーターズ製自律走行搬送ロボット「OTTO(オットー)」を提供するカナダのClearpath Robotics(クリアパスロボティクス)と販売代理店契約を締結したと発表した。
フジテックスは既にOTTOの国内販売代理店を務めており、契約先を増やして販売台数増加と普及の促進を目指す。
OTTOシリーズは従来のAGV(無人搬送ロボット)のような専用レールや通路を確保する工事などをせず、センサー技術で周辺の人や障害物を認識、回避して移動できる。フロアのレイアウト変更、封鎖されている通路や各種設備もリアルタイムで確認、荷物を搬送するための最適なルートを自動調整するのが特徴。
OTTOシリーズは最大積載量150キログラムの「OTTO100」、1250キログラムの「OTTO750」、1900キログラムの「OTTO1500」の3種類を備えている。「OTTO100」はシェルフやカートとの連結搬送が可能。大型搬送用の「OTTO750」「OTTO1500」にはパレットやコンベアをつなげられる。1台からのスモールスタートにも対応可能。
OTTOシリーズ(フジテックス提供)
(藤原秀行)