TeamViewer、ARで米フォードのディーラー技術者を遠隔サポート

TeamViewer、ARで米フォードのディーラー技術者を遠隔サポート

視線先に直接注釈や文章を表示可能に

ドイツのリモート接続サービス大手TeamViewer(チームビューワー)は12月8日、製造拠点や物流現場など向けにAR(拡張現実)を活用して業務改善を支援するソリューション「TeamViewer Frontline(チームビューワー フロントライン)」が、米フォード・モーターのディーラー・アシスタント・プログラム「See What I See」で採用されたと発表した。ディーラーのグローバルネットワーク全体で技術者にARを使ったサポートを提供する。

「See What I See」プログラムは、車両の状況診断・修理を支援しており、フォードとリンカーンのディーラー技術者を補助。集中型の診断トラブルシューティングチーム、フォード・テクニカル・アシスタンス・センター(TAC)が提供し、米国やメキシコ、南アフリカ、タイ、オーストラリア、ニュージーランド、英国の400以上のフォード・ディーラーが利用している。

ディーラーの技術者は、ポータルサイトや電話でTACスペシャリストに連絡を取り、「See What I See」プログラムを利用することで、現場のRealWearスマートグラスを通して「TeamViewer Frontline」を使ったリモートARセッションを開始、修理技術者が見ている作業を正確にリアルタイムで共有することができるようになる。

TACのスペシャリストは、修理技術者の視線の先に直接、画面上の注釈や追加のドキュメントを追加できるほか、ズームイン、画面の共有、セッションの録画、さらにはリモートでフラッシュライトを点灯させることも可能。注意を喚起し、より迅速かつ正確な業務を実現できると見込む。

TeamViewer米国のパティー・ネーグル社長は「ARソリューションを活用しながらビジネスプロセスの改善へ先進的に取り組む弊社の顧客に、フォードが加わるのは光栄なことです。世界ではデスクワーク以外、つまり現場で働く労働者が大半を占めています。チームビューワーの目標は、ARソリューションによって現場のプロセスをデジタル化し効果的に進め、現場の労働者がより効率的に作業を遂行できるようにすることです」とコメント。

フォードTACパワートレイン・オペレーション・マネージャーのブライアン・ジェンキンス氏は「TACでは非常に複雑な車両の問題に対処しています。写真だけでは不十分な場合もあり、実際に現場で動いている様子を見る必要がありました。現場の技術者が話していることや何をしているのか、どのように診断しているかをリアルタイムで可視化できれば、問題をより正確に解決できるのに、との声をよく耳にしました。それがTeamViewer Frontlineを導入したきっかけです。スマートグラスをオンにして着信を受ければ、技術者はまるでTACスペシャリストが傍で問題解決をサポートしているかのように作業を円滑に進めることができるため、すでにサービスを活用しているディーラーからは高評を得ています」と説明した。

(ロジビズ・オンライン編集部)

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