低コストで調達可能な体制強化、印刷事業の成長図る
ラクスルは12月9日、段ボールや梱包材を専門に扱う通販ECサイト「ダンボールワン」を運営しているダンボールワン(金沢市)の全株式を取得、完全子会社化すると発表した。
昨年12月、ダンボールワン株式の49・9%を取得、関連会社化していた。ダンボールワンの辻俊宏社長が所有している残りの同社株式も約20億円で譲渡してもらう。譲渡は2022年2月1日の予定。
完全子会社化に伴い、ラクスルは22年7月期の第3四半期(22年2~4月)に連結決算へ移行する。
ラクスルは格安での印刷事業を展開しており、ダンボールワンを完全子会社化して低コストで段ボールや梱包材を調達できる体制を強化、一段の事業拡大を図る。
ダンボールワンの20年9月期の売上高は2億1700万円、営業利益は5200万円だった。
(藤原秀行)