生産効率向上へ当面は小包装のみ
大原薬品工業は12月14日、大阪市の「大阪物流センター」を構えていた日立物流西日本の倉庫で火災が発生した件への対応状況を公表した。
火災で焼失したとみられる自社製品群の製品錠数に対し、11月29日の火災発生から12月12日までの2週間で、約75%相当分を東日本物流センターに代替で入庫できたと説明。同時に、生産効率を最大限高めるため、一部の製品を除いて100錠包装を中心とした小包装のみの供給を当面続けることを明らかにした。
委託製造品についても、委託会社の協力を得て迅速に市場へ供給していく方針を示した。
一方、生産数量が少ない製品群に関しては、長期的に欠品を強いられるものが出てくると解説。成分ごとに他の医薬品メーカーと連携し、代替品を案内していくことを強調した。
(藤原秀行)