全体では107件に修正、物流施設は2件で変わらず
川金ホールディングス(HD)は12月26日、グループの光陽精機が製造、川金コアテックが販売をそれぞれ手掛けていた免震・制振用オイルダンパーの検査データを改ざんしていた問題に関し、当該の装置を納入した建物数を従来の91件から94件に修正すると発表した。いずれも顧客との契約で定めた基準に適合していない。免震で物流施設が2件含まれているのは変わらなかった。
併せて、光陽精機が製造、直接販売していた制振用オイルダンパーで、問題の製品を収めた先が13件あったと説明。川金HDは社内調査が終わったため「今後国内対象物件数の増減はない」と強調している。
同社はまた、問題の装置を納めた建物などのうち、所有者の了解が得られた6件の具体名を初めて公表した。秋田県警察本部や国土交通省東京航空局など。物流施設などの民間施設は含まれていない。
(藤原秀行)