「改善基準告示」、トラック分野は7月めどに見直し内容を取りまとめへ

「改善基準告示」、トラック分野は7月めどに見直し内容を取りまとめへ

厚労省審議会、1月21日作業部会で原案提示予定

厚生労働省は1月14日、東京都内で、トラックやバス、ハイヤー・タクシーのドライバーの労働時間などを規制する「改善基準告示」の改正に向け、労働政策審議会労働条件分科会の「自動車運転者労働時間等専門委員会」を開催した。

事務局の厚労省は今後のスケジュールとして、バスとハイヤー・タクシーの両分野は3月ごろ、トラックの分野は7月ごろに、それぞれ専門委の下に設けている作業部会で告示見直しの具体的な内容を取りまとめ、2022年中をめどに改正改善基準告示を公布、24年4月1日施行との流れを提示した。

1月21日にトラックの作業部会を開催し、見直しの原案の議論を開始する予定。既に見直し案が出ているタクシー、バスの分野は、原案は休息期間を現行の「8時間」から「11時間」に変更していたのに対し、修正案は「9時間以上」となっており、経営者側と労働組合側で意見が分かれている。

(藤原秀行)

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