イオン、三菱商事との資本・業務提携解消を発表

イオン、三菱商事との資本・業務提携解消を発表

2008年から商品調達や物流効率化で協力

 イオンは12月28日、三菱商事と資本・業務提携を解消すると発表した。両社は2008年に包括業務提携契約を結んだ後、商品の調達や物流の効率化などに連携して取り組んできた。三菱商事は今年8月末時点でイオンの発効済み株式の約4・6%を保有する筆頭株主だった。

 イオンは三菱商事から保有株式の一部売却意向が伝えられ、協議の上合意に達したと説明。「当初の提携に至った趣旨に鑑み、包括業務提携契約を継続する意義がなくなったと判断し、当社より提携関係の解消を申し入れ、合意した」と話している。イオンの物流網構築が進んだことなどが背景にあるとみられる。

 現在の三菱商事の保有比率は4%を下回ったもよう。今後も取引関係は継続する。

(藤原秀行)

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