開発を加速し機能高度化、国内トップシェア目指す
純国産自律搬送ロボットメーカーの匠(福岡市)は2月14日、機械製造などを手掛けるFIG(大分市)を引き受け先とする第三者割当増資を実施、資本・業務提携したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
提携を通じ、”Robot more familiar~ロボットをより身近に~”とのスローガンに則り、匠が培ってきたロボット技術とFIGが保有する技術・ノウハウを融合。ロボット開発を加速して能力を高度化し、純国産搬送ロボットの国内トップシェアを目指す。
匠の後藤元晴社長は「人とロボットの共生・協働社会が実現することで世界の生産人口減少という課題が解決できる日が来るものと信じています」とコメント。FIGの村井雄司社長は「当社は重点事業の一つとしてロボット事業に経営資源を集中的に投資している。今回の匠社との資本・業務提携はこの上ない喜びとともにロボット事業の成長スピードを大きく加速させると期待している」と語った。
匠の後藤社長(左)とFIGの村井社長。前列の匠製ロボットは左から「TUG」「TiTraG」「タクミクリン」「TiTraS」(匠提供)
(ロジビズ・オンライン編集部)