ダイフクのコンテックTOBが成立、保有比率92.63%に上昇

ダイフクのコンテックTOBが成立、保有比率92.63%に上昇

予定通り完全子会社化へ

ダイフクは3月24日、東京証券取引所2部に上場している子会社で産業用電子機器メーカーのコンテックを対象に行っていたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。

TOBは2月7日~3月23日に実施。ダイフクのコンテック株保有比率(議決権ベース)は60.73%から92.63%まで上昇した。

ダイフクは今後、残りの株式も取得する手続きを進め、コンテックを完全子会社化する予定。コンテックは東証2部上場が廃止となる見通し。

コンテックは産業用コンピューターや制御機器などを幅広く手掛けており、完全子会社化で事業基盤を強化。FA(ファクトリーオートメーション)の領域などで成長を加速させたい考え。近年、投資家から「親子上場」への批判が高まっていることに対応する狙いもある。

(藤原秀行)

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