ハピネット、西日本の製品流通担う物流センターを東大阪市のSGリアルティ開発施設に移転

ハピネット、西日本の製品流通担う物流センターを東大阪市のSGリアルティ開発施設に移転

佐川急便と同居で輸配送効率化、年間約15tのCO2削減見込む

玩具やビデオゲーム、映像・音楽ソフトなどエンタテインメント商材の流通・企画販売を手掛けるハピネットは4月25日、西日本エリアの出荷を担う物流センターを5月16日、大阪府東大阪市に移転、稼働を開始すると発表した。

移転先はSGホールディングスグループで不動産の賃貸・管理・開発事業を展開するSGリアルティが開発した物流施設「SGリアルティ東大阪」。佐川急便の配送機能を有している同施設に入居することで、物流業務の効率化と輸送リードタイムの短縮、さらに輸送エネルギーの削減が実現できると見込む。

これまで集荷や配達のためハピネットの物流センターと佐川急便営業所間を往復していた輸送が不要となり、トラック走行時に排出していたCO2は年間約15トン減らせると試算。現状の排出量から95.5%の削減率になる。

また、LED照明などによる省エネルギー化を推進するとともに、太陽光発電システムと蓄電池設備を導入し、不足する電力をCO2フリー電力で賄うことにより、環境に配慮したサステナブルな物流施設として「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクの「ZEB」認証を2021年5月18日に取得済み。

災害発生時に事業の早期復旧を可能とする施設を目指し、緊急地震速報受信機器や、太陽光パネルからの電力を蓄える蓄電池設備を採用。停電時に施設の一部が継続して利用できるよう計画するなど、防災面に配慮した設計を取り入れている。

​ [ハピネット・ロジスティクスサービス 西日本新物流センター 概要]
名称:ハピネット東大阪ロジスティクスセンター
所在地:大阪府東大阪市吉田下島1-10 SGリアルティ東大阪
延べ床面積:20,734m²(6,238坪)
建物構造:鉄骨造
稼働開始日:2022年5月16日(月)

(藤原秀行)※写真はいずれもハピネット提供

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