物流などの市場拡大に貢献へ
ドローンの安全飛行支援を手掛けるスタートアップのトルビズオンは5月12日、アマゾンウェブサービス(AWS)が提供している、スタートアップを支援するアクセラレータープログラム「AWS Startup Ramp」に採択されたと発表した。
同プログラムは行政やスマートシティ、ヘルスケア、宇宙などの公共部門の変革に取り組むスタートアップを、AWSのクラウドサービスなどでサポートする活動。AWSは今年2月、日本で同プログラムを始める方針を公表した。5月にAWS Startup Ramp 1st Batchセッションがスタートする。
トルビズオンはAWSのテクニカルトレーニングなどを活用して既存システムの開発を加速させ、ドローン物流などの市場拡大に貢献していくことを目指す。自治体の住民サービスなどのDX促進も狙う。
トルビズオンは、土地所有者とドローンユーザーが上空の利用権を取引できるようインターネットで仲介、安全に飛行できる「空の道」を整備する独自サービス「sora:share(ソラシェア)」を展開。ビジネスモデルで特許を取得しており、トルビズオンは空の道の利用者から料金を徴収し、土地所有者には賃借料を支払う仕組み。空の道を構築することで、物流などへのドローン活用を促進できるとみている。
(藤原秀行)