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世界一のスパコン「富岳」を大事に運んだヨ!

世界一のスパコン「富岳」を大事に運んだヨ!

DHLサプライチェーンが富士通と連携、物流面で偉業をサポート

DHLサプライチェーン(SC)は6月25日、理化学研究所と富士通が約1300億円を費やして共同開発したスーパーコンピューター(スパコン)「富岳」を、輸送・搬入面でサポートしたと発表した。

富岳は計算速度を競う世界のスパコンランキングで、日本国産としては8年ぶりに世界一を獲得した。DHLSCがまさに偉業を物流面で支えた格好だ。

富岳は1台当たり約1・6トンの計算機432台で構成。6カ月間にわたって運んだ総重量は約700トンに上った。DHLSCが富士通と共同プロジェクトを立ち上げ、搬送用車両の確保などを進めた。

DHLSCがこれまで蓄積してきた大型製品や超精密製品の輸送・搬入ノウハウを最大限投入し、富士通の協力を得て、新型コロナウイルスの感染拡大下でも石川県の富士通ITプロダクツ笠島工場から神戸市の理化学研究所まで無事運ぶという任務を達成した。

DHLSCのアルフレッド・ゴー社長(日本・韓国CEO=最高経営責任者=)は「DHLは状況変化による複数回のスケジュール変更に対応しつつ、精密機器の温度管理輸送の専門知識を生かし、300キロメートルを超える距離を傷一つ付けずに輸送するという任務を果たした」と成果を強調。

富士通の山西高志理事(グローバルサプライチェーン本部長)は「富岳の輸送に当たっては、切れ目なく実行できる専門性と知識を備えた適切な物流パートナーとの連携が不可欠であると当初から認識していた。DHLとは2004年からパートナーシップを組んでおり、本プロジェクトの成功を担保するために、必要かつ適切な対策を講じてくれるであろうと信頼を寄せていた」と説明、DHLSCに謝意を表明した。


スーパーコンピューター「富岳」(DHLSCと理化学研究所、富士通提供)

(藤原秀行)

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