スマートホームサービス「SpaceCore」、大型スマート宅配ボックスをラインアップに追加

スマートホームサービス「SpaceCore」、大型スマート宅配ボックスをラインアップに追加

ユーザーの声踏まえ、サイズ変更や設置方法追加など改善施す

アクセルラボは5月26日、戸建て住宅やマンションの管理業務効率化を支援するサービス「SpaceCore(スペース・コア)」で提供している、先進的な機能を持つスマート宅配ボックスに新型筐体を追加すると発表した。サイズの変更や設置方法の追加などの改善を施した。

同社はSpaceCoreの製品の1つとして、2021年6月にスマート宅配ボックスの提供を開始。荷物の宅配状況や宅配ボックス内の画像取得をアプリから行えるのが特徴で、多くの住宅に導入されてきた。

今回追加するスマート宅配ボックスは、設置先の住宅に合わせて「アジャスタータイプ」「ベースタイプ」「アンカータイプ」の3種類から設置方法を選択できる。宅配ボックスの筐体は、建築資材の製造販売を行う大川の製品。

アジャスタータイプは高さ調節ができるアジャスター調整機能が付いており、高低差25ミリメートルまで対応可能です。工事が不要で既設物件にも後付けできるのがメリットだ。

ベースタイプはコンクリートベースの重さを利用し、簡易的に安定した設置が可能。工事不要でやはり既設物件にも後付けできる。

アンカータイプは本体をボルトでコンクリートフレームに完全固定し、盗難などセキュリティ上の不安を払拭。主に新築物件での設置を想定しており、工事が必要。

さらに、従来品は80サイズの荷物まで受け取り可能だったが、より大きな120サイズまで対応できるようにした。

重さ:30kgまで
受け取りサイズ:高さ571mm、幅348mm、奥行き434mm まで

〈荷物例〉
水:2Lペットボトル×6本入り段ボール
ティッシュ:5箱パック×2
米:5kg×2袋

このほか、閉じ込め防止機能を追加。ボックス内部の赤いレバーを押し下げると、宅配ボックス内からロックが解除できる。子供が誤って閉じ込められた場合など緊急時でも速やかに開錠できるようにしている。

本体の内側上部にシートを貼り、天面部に当たる雨の音を軽減させている。

従来型は天板が平面のため、設置場所によっては雨天後の汚れが残る場合があった。新型は天面部に傾斜を付け、排水性能を向上させている。

荷物が配達されると「SpaceCore」アプリに投函を通知。併せて、ボックスに内蔵されたカメラにより、宅配ボックス内の写真を確認することが可能。荷物を取り出す際は宅配荷物の問い合わせ番号(バーコード表示)を宅配ボックス本体のカメラに読み込ませることでボックスを解錠する仕組み。バーコードによるスマートロック解錠で誤配送や盗難を防ぎ、高いセキュリティ性が担保される。解錠鍵はPacPortのスマートロックを採用している。

(藤原秀行)※写真はいずれもアクセルラボ提供

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