親会社と日通で全株保有、連携強化し生き残り図る
名鉄運輸は5月25日、株式の非公開化に向けた手続きを定めた議案が同日開催の臨時株主総会で全て承認されたと発表した。
同社株式は6月15日付で親会社の名古屋鉄道と第2位株主の日本通運が100%保有する形に移行。名鉄運輸株式は6月14日に名古屋証券取引所への上場が廃止となる。
臨時株主総会では、少数株主の持つ名鉄運輸株式を併合することなどが承認された。
国内の貨物輸送取扱量は今後縮小が見込まれ、経営環境が厳しいため、名鉄運輸は非公開化で名鉄や日通との連携を強め、生き残りを図る。
(藤原秀行)