三菱商事エネルギー、熊本にバイオディーゼルの製造・販売会社を設立

三菱商事エネルギー、熊本にバイオディーゼルの製造・販売会社を設立

地元企業と連携

三菱商事エネルギーは3月3日、ガソリンスタンド運営などを手掛ける東洸ホールディングス(熊本市)と新会社「バイオエネルギー九州」(熊本市)を1月23日付で設立、事業を開始したと発表した。

バイオエネルギー九州は、熊本県の地域循環型バイオディーゼルの製造・販売事業を手掛ける熊本いいくに県民発電所(熊本市)から同事業と関連資産を取得した上で、熊本いいくにと協働して、バイオディーゼルの製造・販売事業を開始した。取得額は開示していない。

 
 

熊本いいくには、熊本県内の自治体、学校、民間企業、住民の協力を得て回収した廃食用油を基に、自社プラントで高純度バイオディーゼル「くまエネ」を製造。阿蘇くまもと空港や、地域のお祭り・イベント、トラック輸送、建設現場などに供給し、熊本県内のCO2排出削減を後押ししている。

三菱商事エネルギーは以前から「くまエネ」の販売活動で地元と協業しており、事業をさらに推進・発展させていくため、バイオエネルギー九州が事業を継承することで合意した。

今後もバイオエネルギー九州と熊本いいくには、熊本県内の廃食用油回収、高純度バイオディーゼル「くまエネ」製造で連携し続ける。

(藤原秀行)

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