ドローンの「空の道」整備目指すトルビズオン、空路デザイナーの証明書をNFTで運用へ

ドローンの「空の道」整備目指すトルビズオン、空路デザイナーの証明書をNFTで運用へ

実証実験開始、改ざん不可の特徴生かす

ドローンの安全飛行支援を手掛けるスタートアップのトルビズオンは5月30日、土地所有者とドローンユーザーが上空の利用権を取引できるようインターネットで仲介、安全に飛行できる「空の道」を整備する独自サービス「sora:share(ソラシェア)」を活用して各地にドローン物流や「空飛ぶクルマ」が飛び交う空の道を構築する”スカイディベロッパー”として認定した人への資格証明書「Sky Developer Master Certificate 2022」をデジタル化したNFT(非代替性トークン)で発行、運用する実証実験を開始したと発表した。

NFTはブロックチェーン技術を使うことで、改ざんができないようにしているのが特徴。トルビズオンが発行するNFTの第1弾として、スカイディベロッパーマスターセミナーの正規卒業生の資格をデジタル化したNFT証明書を作成。具体的にはスカイディベロッパーとして6月に活動を始める、スカイセッター(京都府長岡京市)とそのパートナーに証明書を発行した。

他にもセミナー卒業生等の有資格者に順次発行していく予定。入手したNFTはスマートフォンなどで提示することも可能で、スカイディベロッパー業務で必要な各種証明などに役立ててもらう。

同社は今回の実験結果を踏まえ、スカイディベロッパーの活動実績をNFTとして表現することの実現性や、実績情報のセキュリティ担保、スカイディベロッパーが開拓した空域情報との連携などについて、事業化に当たっての課題発見、分析、検証を進める方針。

(藤原秀行)※写真はトルビズオン提供

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