荷主と大手フォワーダーのマッチングサービス「LOGI-CONEX」運営する3CF&Co.、新たに川西倉庫と協業

荷主と大手フォワーダーのマッチングサービス「LOGI-CONEX」運営する3CF&Co.、新たに川西倉庫と協業

輸送ルートや荷物の多様化、利便性向上図る

荷主企業と大手フォワーダーをマッチングするサービス「LOGI-CONEX(ロジコネックス)」を運営する3CF&Co.(スリーシーエフアンドシーオー)は6月6日、新たに川西倉庫と協業を開始したと発表した。

これまでに大手フォワーダー7社と連携しており、川西倉庫も加わることで輸送ルートや取り扱う荷物の多様化、サービス利用者の利便性向上を図る。

3CF&Co.は船社とフォワーダーや大手荷主企業の間で行われていた2022年度の長期運賃交渉が決着したものの、北米向け40フィートコンテナは昨年度の倍以上の金額となる1万ドル(約130万円)前後になったとみられることに言及。「従前に比べて、海上運賃そのものの交渉よりも輸送スペースの確保に重点が置かれた交渉が行われており、船社が輸送スペースを契約通りに提供できるか否かについて、今後も注意が必要」との考え方を示した。

併せて、大手荷主企業のスペース確保に伴い空きスペースの流動性が低下し、中小の荷主企業にとって海上運賃高騰・スペース安定確保など困難な状況が継続すると見込まれていると指摘。「米国において、今年は6年に1度開催される労使協定更改交渉が行われているが、交渉の長期化も予測されており、グローバルサプライチェーンがさらに混乱する可能性がある。こうした状況を踏まえると、荷主企業においては従前の『just in time』よりも『jjust in case』を見据えた対応が必要になる」と注意喚起している。

(藤原秀行)

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