LOHACO、ライナフと連携しオートロック式集合住宅向けに置き配開始

配達ドライバーがスマートロックを利用、東京・世田谷区から順次拡大へ

アスクルは6月6日、一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO」（ロハコ）で、同日の受注分から新たにオートロック式集合住宅向けに、置き場所指定配送を始めると発表した。

アスクルの物流子会社ASKUL LOGIST（アスクルロジスト）が配送する東京都世田谷区で、不動産領域の業務デジタル化を支援しているライナフが手掛けるエントランス用スマートロック「NinjaEntrance（ニンジャ・エントランス）」を導入済みの集合住宅を対象に取り扱いをスタート。アスクルロジストの配達員が専用端末と荷物を連携させ、エントランスのオートロックを安全に解錠し、配達先の自宅玄関横まで荷物を届ける。

今後は利用状況を見ながら、順次置き配対応エリアを拡大していく予定。

LOHACOは2020年から置き場所指定配送サービスを提供しているが、オートロック式集合住宅に関しては備え付けの宅配ボックスへの配達にとどまっており、自宅先までは対応できていなかった。ライナフとタッグを組み、対応を拡充する。

「NinjaEntrance」はオートロックエントランスの鍵をデジタル化して遠隔で解錠できるのが特徴。配達するドライバーが一時的にオートロックエントランスを解錠できる入館方法を実現する。玄関横まで荷物を配達したドライバーは、写真付きメールで受け取り手に配達完了を通知する。

（藤原秀行）