過去3年分、国際的な第三者機関の妥当性評価も獲得
三井化学と三井倉庫ホールディングス(HD)は6月15日、三井化学の製品に関し、過去3年分の国際輸送で発生したCO2排出量の計算を共同で実施したと発表した。
計算は三井倉庫HDが展開している、顧客企業が物流の持続可能性を高められるようサポートするサービス「SustainaLink(サステナリンク)」の一環として行った。今回の算定で、三井化学は原材料、生産、製品出荷に至るほぼ全てのCO2排出量の計算・開示を行うことが可能となった。特に製品出荷部分は、国際的な第三者機関の妥当性評価も得た精度の高い算出法となっている。
グローバル全域で海上・航空だけでなく鉄道やトレーラーなど、複数の輸送モードを用いた複合一貫輸送を対象に算出。同一の輸送モードを使用しても、地域ごとに異なるCO2の排出量係数の差なども考慮して精度の高い算定を可能にしている。
(藤原秀行)