10台を「RaaS」で利用
インターネットショップの発送代行サービスを手掛けるSTOCKCREW(ストッククルー)は6月21日、管理運営している倉庫「Sugito Dock」(埼玉県杉戸町)で、中国系のシリウスジャパンが提供する自律走行型のピッキング支援ロボット(PA-AMR)の利用を開始したと発表した。
実証実験を3月に開始、その成果を踏まえ、6月から一部本格稼働をスタートさせた。商品取扱量の増加を踏まえ、業務効率化と省人化を図る。
PA-AMRはRaaS(Robotics as a Service)と呼ばれる月額定額制のサブスクリプションサービスで利用。現在はFlexComet6台・FlexSwift4台の計10台を契約し、導入の技術支援を受け、自社のWMS(倉庫管理システム)とAPI連携でロボットとデータをやり取りできるようにするなど、設定環境が整った。
今後は現在の倉庫をより拡張していくため、ロボットの試験活用から全体への活用やBtoCだけにとどまらず、BtoBの出荷作業への活用も進める予定。
導入したロボット(STOCKCREW提供)
(藤原秀行)