技術者採用に充当、2022年度中の機体初納入目指す
「空飛ぶクルマ」の開発を手掛けるテトラ・アビエーションは6月21日、三井住友海上キャピタル、テイ・エステック、協和テクニカ、東鋼、三菱ガス化学などの事業会社向けに計4.5億円の第三者割当増資を実施したと発表した。併せて、自社役員・従業員への新株予約権も発行した。
調達した資金は主に国内外からの技術者採用に充てる。
同社は一般的に空飛ぶクルマとみなされている世界のeVTOL(電動垂直離着陸機)市場に参入するに際し、まず個人向けの販売に注力。将来のAirTaxi事業用の機体開発につなげていくことを目指す。
2022年度中には最初の顧客へ空飛ぶクルマを届けることを目指す。日米で一般公開可能な有人飛行を含めた飛行試験を実施し、米国でのアマチュアビルド市場における認証を取得する予定。
出資した主要企業
開発中の空飛ぶクルマ
中井佑代表取締役(いずれもテトラ・アビエーション提供)
(藤原秀行)